2020年9月1日火曜日

第2章


院長が星になった


   
話すと涙は溢れてくるけれど
それは決して悲しい類の涙ではないのが
不思議


初めて受けた施術から
弟子入りを志願して
8年の月日が経っていた

 
院長が去ったあの日
大空に架かる二本の美しい虹を見た
夜は幾つもの流れ星が飛んでいた

 
あの日のあの光景はきっと忘れない

   
難しい症状や分からないことを
質問するといつでもすぐに
返信してくれた

    
そんな彼の声はもう聴けないのか
もっともっと教えて欲しいこと
これからも沢山あったのに…
      


と思っていた


どうやら
院長はやっぱり院長だった 
たしかに元々サイキックな
能力の持ち主なのは知っていたけれど

    
肉体から解き放たれた今
笑けてしまう程
色んな形でワタシに今
必要な教えを
欲しいタイミングで伝えてくる

     
そんなことってあるんかい

流石だぜ院長!🥺


風になったり蝶になったり
揺れる木々だったり
星にもなれるのだ


いつでも彼の声を聴きとれるように
いつでも身体と心はクリアでいなきゃ



そんなミラクルなお師匠と歩む
第2章は今はじまったばかり


       

きっとこれからの私は
沢山の奇跡を体験していくのだと思う
もちろんお師匠と共に



ワクワクする気持ちに涙が溢れる


      
        日月子





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