院長が星になった
話すと涙は溢れてくるけれど
それは決して悲しい類の涙ではないのが
不思議
初めて受けた施術から
弟子入りを志願して
8年の月日が経っていた
院長が去ったあの日
大空に架かる二本の美しい虹を見た
夜は幾つもの流れ星が飛んでいた
あの日のあの光景はきっと忘れない
難しい症状や分からないことを
質問するといつでもすぐに
返信してくれた
そんな彼の声はもう聴けないのか
もっともっと教えて欲しいこと
これからも沢山あったのに…
と思っていた
どうやら
院長はやっぱり院長だった
たしかに元々サイキックな
能力の持ち主なのは知っていたけれど
肉体から解き放たれた今
笑けてしまう程
色んな形でワタシに今
必要な教えを
欲しいタイミングで伝えてくる
そんなことってあるんかい
流石だぜ院長!🥺
風になったり蝶になったり
揺れる木々だったり
星にもなれるのだ
いつでも彼の声を聴きとれるように
いつでも身体と心はクリアでいなきゃ
そんなミラクルなお師匠と歩む
第2章は今はじまったばかり
きっとこれからの私は
沢山の奇跡を体験していくのだと思う
もちろんお師匠と共に
ワクワクする気持ちに涙が溢れる
日月子
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